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木の音

木の音_d0101846_6474673.jpg

朝はこれのガリガリとけたたましい音から始まる。
この板きれは並べ方が仰々しいが、我が家で使っている猫の爪研ぎである。じつはこれ、元はリンゴ箱である。
もうずいぶんと昔になるが、農協の店に行くと、隅のほうにリンゴ箱が積まれていた。欲しいというと、「あんた、こんなもんほしいのきゃ、もってきゃぁ」と快くわけてもらえた。
もらったものの、何に使うか思案しているうちに、飼いだしたニワトリのお立ち台となってしまった。
その後、ニワトリもいなくなり、リンゴ箱は分解され、板きれは猫の爪研ぎとなる。
厚み少なくとも12ミリはあった板は今や、研がれ研がれて、木っ端となる。
リンゴ箱というものをご存知ないお若い方もおられるといかんのでこちらなど参考資料につけておこう。
the weather became warmer.
Commented by optimistic-pi at 2010-04-26 09:03
トアル・ルートからワインの木箱を手に入れ 
古臭くなるのはいつのことかと
眺めています
こんなアートな猫ちゃんがいるのは羨ましい~
Commented by mamaさん at 2010-04-26 10:08
これいいねー。
うちは、床の間の畳をガリガリいわせる音で目がさめまふ。
りんご箱は実家にありそうやから、貰ってこよう。
Commented by tamarind-cafe at 2010-04-26 11:20
りんご箱も幾多のお役を経ればアートになるんですねえ。
リンク先も拝見しました。太宰のりんご箱の本棚、見てみたかったなあ。
近頃はアーリーアメリカンな木箱が売られていたりして、
アンティーク風の雑貨屋さんで見かけるたびそそられているのですが、
そんなのよりホンモノのりんご箱の方が貴重な気がする。
Commented by Kcouscous at 2010-04-26 16:57
あいや〜〜ここまで枯れた味になったとはすごい! 私も若いのでよく知りませんが^^りんご箱はこんなふうにお使いだったのですね。こうやって見るともうアートですね。
いまでもまだその農協のお店にあったらぜったいもらってきたほうがいいけど、どうでしょうか? 10年くらい前にはワインも木箱入りで買えましたが、いまは頼んでも付けてくれませんね。なるほど、箱だけ売ってるのか……。
Commented by at 2010-04-26 21:39
おみごと!  りんご箱がここまでになるとは。
色も良い具合に焼けて、まさに古民具の風合いです。
これ何年かかったのでしょう・・・・というか、ここまで来ると「何年もった」と言うべきでしょうか。
ウチの爪とぎもそうですが、爪とぎが小さくなるということは、
削れた分が、この場合は小さな木屑になっているということで、
日々のチリの要因でもある訳です。。。

質量保存の法則かぁ。(-_-;)
Commented by takibiyarou at 2010-04-27 07:13
素敵な板っ切れですねー
な、何と、ネコの爪研ぎ・・・ なかなか凄い匠ネコちゃんですねー
このような技法を「うずくり」 と呼びますが、なかなか大変なんですよ
これほどに、枯れた風合いになるには・・・・
お宅のネコちゃんに、リンゴ箱をお預けしたいデスネー

http://komorebit.exblog.jp/4213267/

いや、素敵です!!!
Commented by daikatoti at 2010-04-27 07:20
★piさん ワインの木箱ですか、いいなぁ。昔の木で出来た梱包材というのはみんな見逃せませんね。コーラの瓶の入ったケースも昔は木でできていました。
うちにウィスキーの木の箱がありますよ。そんなに古びてなくてなにですが。
Commented by daikatoti at 2010-04-27 07:21
★mamaさん 床の間の畳などでガリガリやられたんじゃたましませんね。うちは張り替えたばかりの襖もう被害に。一度研いで気に入るとずっとその場所で研ぐからこまりますねぇ。
Commented by daikatoti at 2010-04-27 07:24
★tamrind-cafeさん  いいなぁ神戸はそういういいものが手に入りやすいですね。アーリーアメリカンなんて、すごいじゃない、ラベル付きならもっと驚喜。
ほんものは通販でリンゴ付きで買えるそうじゃありませんか。
Commented by daikatoti at 2010-04-27 07:26
★kcouscousさん リンゴ箱はやはり四畳半一間に机として使うか、本箱、もしくはちゃぶ台として使うが王道かもしれません。
アートでしょう?こうなると。毎日床にころがってるこれをいつかグログに出そうとおもっていたのであります^^
Commented by daikatoti at 2010-04-27 07:31
★頼さん これは、10年くらいかけてこういう姿となりました。
研ぐ猫も、いろいろな猫がこれで爪を研いで、昇天したものあり、家出したものありで、何人(?もの猫が研ぎに研いで、こうなったのですから、貴重ですね。
そうなんですね。コレの周りにはいつも削られた後の木屑が散らかるということです。。やになっちゃいますね^^;
Commented by daikatoti at 2010-04-27 07:37
★takibiyarouさん おはようございます。
「うずくり」というのですね。毎日床に転がってるこの板きれが段々、なにやら芸術的になっていくわいと、眺めておったわけですが、こういう味に仕立てる技もあるのですね。
頼さんのコメヘンにも書きましたが、10年くらいかかってこういうふうに木の節が浮き上がってくるようになりました。膨大な年月がかかっているのですね。
この魚の頭のようになったのなど、もう、額にでも入れて飾っておいてもいい時期かもしれません。
今日は「うずくり」というのをひとつ勉強させていただいて、ありがとうございました。
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by daikatoti | 2010-04-26 07:02 | 日々のこと | Comments(12)

毎日綴る絵日記帳    まるかバツか答えがふたつしかないって オカシイ


by toti
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