土に立つ

5月13日 日曜 曇り 旧暦3月28日
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やっぱり夏野菜も植えてみようかしらと、土の上に居る。
隣の畑が耕運機をかけた後だったので、カラス一羽とムクドリ一羽が、何かしら土の中のものをついばんでいた。
土を触っていると何かが浄化されていくような気がする。

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紐をこのように指のの根元にきつめに絡めて、水かき部分を刺激するといい感じが。
余った紐を縦にしてぎゅっと水かきを押さえると血行がよくなる感じがする。

綾取りなんかは遊びながらツボを刺激していたのかもしれない。

近頃の小学生は学校でも綾取りを習っているようで、いっとき孫一くんが熱心にやっていたっけ。
私はというと、綾取りも、折り紙も、お手玉も出来ない。
なぜ出来ないかというと、母親が教えてくれなかったのだ。

うちの母親は何でも器用にやる人で、もちろん綾取りだってお手玉だって折り紙だって芸人並みに出来る。
そして、教えてと言うと、見事な腕前を子供の前で披露するが、手取り足取り教えることは邪魔くさいと言ってそっぽを向く人だった。

何か教育的意味があってのことだったのか、今になって思うに、
そういうことではなく、ただ、あの人は子供に賞賛されたい人だったんだ、というふうに見ている。

あの頃の母親はいくつだったろう。戦争で婚期を逸してしまった世代なので30代後半というところか。

教えることによって自分のお株を取られてたまるか、ということだったのかもしれない。幼稚といえば幼稚なことであった。

自分も親が教えてくれないなら友達にでも教えて貰えばよかったものを、そういう知恵もなかったんだね。

というようなことを母の日に思い出してしまった。
花屋に行ったらカーネーションがいっぱいだったのでそうと知る。

うちはそういうプレゼントは無しにしようと言っているので関係ない。

親の生きている間はこのイベントが鬱陶しかった。
何をあげても使うこと無しに押入れに溜め込むのだが、とにかく何か贈っておかないと、母親の友人仲間うちで今年は娘に何々をもらった、という会話に参加できないのが苦痛らしいので、何かしら見繕わねばならなかった。

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赤いカーネーションならぬ、赤いケシが今朝咲き始めた。
早朝にくしゃくしゃの紙が解けるように咲くのを見るのが大好き。
咲ききってしまったものはつまらない。




by daikatoti | 2018-05-13 07:21 | 日々のこと | Comments(8)
Commented by memmon at 2018-05-13 08:25
わぁ、大好きなネギがいる。

おはようございます。この葱坊主を植えるとネギが出来るのですか?
美味しそう。
Commented by umasako60 at 2018-05-13 08:28
92歳の料理教室されてる方の著書で、美味しく頂けるのは土が大事なのよと!
作物を育てるのも、子を育てるのも元となるもので違ってくるのですよね。
今頃の歳になって母としての反省ありで、母を想うより離れた娘を想う母の日です。
Commented by daikatoti at 2018-05-13 09:20
★memmonさん
この中に黒い種が出来たら蒔いてみて、料亭の料理に出てくるような細いネギを作ってみようかなと考えてますが、
ネギは株分けして増やすのが普通のようですよ。
ネギ坊主は付けちゃいけないと農家の人は言います。
これは九条ネギで、息子一家が薬味ネギを切らした時用に植えてます。
私の好きなネギは、白ネギの仲間で、鮮度がよく水分も多いので手でパキッと折ることができるのです。
Commented by daikatoti at 2018-05-13 09:22
★umasakoさん
同じ種のほうれん草でも生産者に寄ってすごく甘いのもそうでないのも出てきますね。やはり土なんでしょうか。
ほんとに、、こんなこと言ってる場合じゃなく、自分自身がとんでもない親なんです〜
Commented by pallet-sorairo at 2018-05-13 10:51
土に立つ。
それだけで背筋が伸びるのを感じます。
どんなことでも母親のことを思い出す時って
なんだか甘酸っぱい物がこみ上げてきますね。
Commented by buribushi at 2018-05-13 15:42
>土を触っていると何かが浄化されていくような気がする。
それでわたし畑や薮がすきなのかな。
トマト、茄子、胡瓜を植え、オカヒジキを蒔きました。
いま育っているのはにんにくとシマラッキョウとアスパラガスです。
まだ少し余地があり、ツルナシインゲン、スイートコーンも蒔く予定。

赤い罌粟、すてきです。
私の知人、罌粟の開くところを見ようと早起きしたがすでに開いていた。
もう少し早く起きたが、同じ。
幾朝めかに、ようやく咲く前の罌粟の傍へ。
蕾の中で、あるかなきかの小さい音がしたそうです。クシュクシュ、クシュクシュ・・・
蕾にぴっと割れ目が出来て、くしゅくしゅくしゅくしゅ、はなが開く。
蕾の殻がはらりと落ちる。
そうして花びらが伸びきって完全な罌粟の花になるまで、ずーっと見たそうです。
93歳、ご存命ですが、最近は会うこともありません。
Commented by daikatoti at 2018-05-14 06:29
★pallet-sorairoさん
もう少し暖かくなると裸足になって土の上に立つんですよ。
これはいいです。ぜひ野原でやってみてください。
足の裏と地球が繋がった気になります。

多かれ少なかれ、皆いろいろあるでしょうね。
Commented by daikatoti at 2018-05-14 06:33
★すばるさん
そうですよ、きっと。
お元気で何よりです。すばるさんの歳まで私も元気で畑がやりたいです。

ケシの花、なかなか咲くところを最後まで見届けるのは大変^^
咲きそうで咲かない。
最後に虫みたいな花殻がポトと落ちていくところがいいです。
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