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何を食べて生きてきたか

11月26日 火曜 曇り 旧暦 10月30日
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どどんと曇っているが、今朝は定刻の4時ごろ起きた。
日が昇ってから起きると、どうも1日が益々短い。

何かいい本に出会えるかと図書館に寄ってみて、これを見つけたから良しとする。

佐野洋子の何食ってんだ って本。去年出た本だ。

人って毎日何かを食べているよね。
何を食べたか、一生を通して見てみると、食べたもので人生が出来上がっている、という見方もできるね。

佐野さんの小説やエッセイの中から食べ物に関する所を短く切り取って、写真や絵で構成されていて、寝る前などにちょっと読むというのにいい本だった。
写真がまたどれも美味しそうすぎ。

うなぎの思い出が心に染みた。
洋子さんの子供の頃お父さんが病気になり、食べ物の味がわからなくなり、食が進まずどんどん痩せて目ばかりギョロギョロ、という状態になった時、うなぎを買いにやらされた。
最初は全部食べたお父さんが、次のうなぎの時には半分しか食べられない。
半分残されたうなぎを兄弟で分けて食べた。戦後の貧しい時代のことである。
絶望と一緒にうなぎの旨さに驚喜する二重の心がイタイ。
その後お父さんは一切れしか食べられなくなり死んでしまうのだ。

ほんの短い文で壮大なストーリーを感じさせる、さすがの佐野洋子さん。

人はどんなに辛い状況になっても体が健康なら食べるのよ。
それが人の滑稽なところで、たくましいところだと思う。


何を食べて生きてきたか_d0101846_07031006.jpeg
もうひとつ、ああ、これこれ、と思ったもの。
チミツシンという名前だったのかは知らないが、子供の頃飲まされた咳止めの薬って覚えてませんか?
独特の味と匂い。それが今でも、咳止めの薬と言われると鮮やかに蘇ってくる。
大人になってから、アニスだっけ、そういうハーブの匂いと同じだって発見した。
佐野さんもこの薬の味が忘れられないと書いている。

コーラを初めて飲んだ時チミツシンの味だと思われたと書いてあるが、確かにコーラの味は似ている。色も似ている。


この前動画で白コーラの作り方というのがあった。
シナモンだとかカルダミンだとかを煮立ててシロップを作るらしい。
なんだかやってみたくなった。


久し振りに家にあるシズコさんでも読んでみようか。
母親との葛藤を書いたものだけど、晩年の佐野さんとお母さんの関係ってすごくいい関係に私には見えて、どちらかと言えば羨ましいような関係に見える。



Commented by bumidayat at 2019-11-26 08:55
おはようございます、Sariです。
私も飲まされたことがあるのを思い出しました。
今でもスパイス系のものが好きなので当時はおいしいとさえ感じたような・・・

検索したら、田辺製薬とかエーザイとかの製薬会社を作った方が、作って販売したお薬だったそうです。
名前はちゃんとチミツシンでした。

杏仁の香りにも似ていたと書いている人も。
http://kougouzakki.com/archives/1336
昔、中国料理店の経営者に、本物の杏仁豆腐を食べさせてもらいましたが、
やはり漢方薬として使われる杏仁の香りを強烈に漂わせて、その分シロップが激甘でした。
以来、普通の杏仁豆腐は物足りないw
Commented by pamumama at 2019-11-26 09:29
私も飲んでいたかも・・・
名前は分かりませんが、コーラを飲んだ時に薬臭いと思った味が似ていた気がします。

ここにお邪魔すると「そうだった!」と思う事が多く、何も覚えていない自分に気がつきます。
本当に凄いですね。

橋の側のパン屋(ケーキ屋?)の野菜売りはまだあるんですね。3年位前に行ったきりです。
行ってみようかなぁ〜
Commented by buribushi at 2019-11-26 09:40
佐野洋子は好きで好きで、出ると買い、で読んでいましたが、年下なのにさっさと亡くなられて仕舞いました。
この本は知らなかったので、いま、まずポチしてからこちらへ来ました(中古)。
あるとき旅先で「もぞもぞしてよゴリラ」を買い、新幹線の中で涙をぼとぼと落としながら読んで、家へ帰るなりまた読んで号泣しました。
その本はいまもあるけど、もう泣き(け)ません。そういう季節だったんですね。40代でした。あー、40年も過ぎたんだ。
彼女の最後の恋人だったということで、谷川俊太郎も読むようになりました。
Commented by koro49 at 2019-11-26 10:45
あっ、いい本教えてもらった。
図書館探してみるね。ありがとう♪

『シズコさん』は、私が色々・・・だった時に、娘が送ってくれた(古本)
「佐野さんとお母さんの関係がとてもいいと思う」のような事がカードに書いてあった気がする。
うんうん、と頷きながら読んだ。
この冬もう一度読んでみる。
Commented by buribushi at 2019-11-26 13:16
勘違いしてました。「もぞもぞしてよゴリラ」は1988年の出版。わたし51のときでした。それで号泣出来たんだ。ふうん。若かったね、31年前のわたし。
Commented by daikatoti at 2019-11-26 17:36
★Sariさん
覚えておられましたか。クセの強い味だけど美味しかったですよ、あの薬。
そうなんですか、売られてたんですね。
私は薬局で調合してもらったようですよ。目盛りのついた瓶に入っていたのがまた嬉しい^^
あー、杏仁豆腐の香りね、なんとなくわかる。白コーラというの作ってみたくなりましたよ、益々。
Commented by daikatoti at 2019-11-26 17:39
★pamumamaさん
まあお久しぶり。ブログ閉めてしまわれたんですね。また開けてくださいよ^^
パン屋の野菜おじさんまだ出てますよ。
私も最近はあまり行ってないのです。お近くのようだしぜひ。あ、でも野菜お家にあるので買うものないかな。果物もたくさん出してますよ。なかなかの目利き。
Commented by mot at 2019-11-26 17:39 x
チミコデシロップなら飲まされたけんど、チミツシンつうのは知らんです。関西仕様?
Commented by daikatoti at 2019-11-26 17:42
★すばるさん
亡くなられて残念でしたね。
私はずっと鴨居洋子さんとごっちゃになって間違えてて読み始めたのは晩年になってからなんですよ。
痛快ですね。どれも。
泣けた映画も何度もみると泣けませんね。
ご夫婦だったんですよね、谷川俊太郎さんと。壮絶な喧嘩だったそうですね^^
テーブルを挟んで睨み合っていたとか。
Commented by daikatoti at 2019-11-26 17:46
★koroさん
うん、探してみて。食べ物の写真が美味しそうでたまりません。この表紙見てたら中トロと穴子のお寿司が食べたくてしかたないです。
今日はあさりご飯なんだけど物足りない感じ。

シズコさん、そうでしたか、私もまた読んでみますね。
いい関係だよね。
子供の頃、お母さんと手を繋ごうとしたら振り払われた、とかあるけど、そういうことってのもあるよね。子供の立場としても親としての立場としても。
Commented by daikatoti at 2019-11-26 17:47
★すばるさん
もぞもぞゴリラって知らなかったのですが、今度図書館で探そうっと。
Commented by daikatoti at 2019-11-26 17:50
★motさん
わたしゃ、薬の名前は全然知らなかったんだけど、どうだろ、佐野洋子さんって関西系ではないよ。あ、静岡の人だったかな。
チミコデもチミツシン?もややこし名前やね。
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by daikatoti | 2019-11-26 07:33 | 日々のこと | Comments(12)

毎日綴る絵日記帳    まるかバツか答えがふたつしかないって オカシイ


by toti
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