明け方の雷
2023年 06月 29日

明け方に大雨&雷。
雷はこわいけど、天から電気が降ってきて大地を活性化してくれる、と思うと有難い。
大雨も降って、汚いものを洗い流してくれたのかもしれない。
昨日の蒸し暑さがみんな雨粒となって流れていったみたいな気分。
庭ではギボウシの花が咲いている。
赤い、食材の百合根から出たような百合も咲いていた。甘草やらモントブレチアなどのオレンジ色の花が咲く時期だ。
うちにはないが、散歩道のノウゼンカズラは美しく咲いていた。
多死社会なんて言葉が作られた。
この三年間で現実として何が変わったかと言えば空き家が増えた。
取り潰され更地になった所も何ヶ所か。
我々の親世代の生き残りの方々が次々と亡くなられた。
多死社会などと言われると、罠と知りつつも、そんなものかと思えてくる。
道端で賑やかにお喋りする人もいなくなった。
お葬式が簡素になったのは、言って悪いが助かる。思いがけなく習慣が崩れていった。
雨と雷の音を聴いていたら、このアニメのことを何故か思い出した。
自分の人生を思い返してみるようなお年頃になってしまったが、
自分の人生の中で一番密度が高かった時期は、どうしても記憶がある4歳から15歳までの間に濃縮されてしまっていて、それ以外の時期は薄くて、あまり記憶もないし、ただ時々は思い出すというふうだ。
今はもうこのアニメのお婆さんのような歳になってしまったのだなと思うと、ちょっと泣けてきた。
雷がきっと浄化してくれただろう。
by daikatoti
| 2023-06-29 06:45
| 日々のこと
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