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犬矢来

犬矢来_d0101846_7204928.jpg

じっとりと湿った日本真ん中あたりであります。
こういう時は無理をせずたんらりと過ごそう。無理は禁物であります。

先日京都で撮った写真。
こういうのを“犬矢来”というだが、犬の××避けとか、道路に面して塀もないもので、人に家の中を覗き込まれないためとか、いろいろ言われているが、雨の跳ね返りから家を守る、というのもあるかなと。今回写真を撮ったものの中にも家の下の部分が変色してしまってるのをよく見たのだ。
Commented by mototot at 2009-07-08 08:35 x
見事な造作ですな~
泥除け、犬よけ、泥棒よけにもなってるようですね。(しばしググったん)
Commented by yocchi0220 at 2009-07-08 08:45
初めて見ました。こういう文化があるのですねぇ。
家の本をいろいろパラパラ見ていたら、軒下の「犬走り」に玉砂利が綺麗
に敷いてあるお宅があって、そこのうちは「雨どい」を設けず、「雨を楽し
む」しつらいに敢えてしている・・・という。ため息交じりで見入ってしまいました。

これは風だけを呼び込む、よく考えられた造作だとまた、しばし見入る。

Commented by つつじ at 2009-07-08 09:02 x
ああ、そうか。
四国でもこんなに繊細なつくりではありませんがもっと太い木で3角に作ったものをおいてある家を見かけてあれはなんだろうと思っていました。
Commented by mamaさん at 2009-07-08 09:17 x
縁石にあいた、水はけ用の穴もええね。
Commented by tripper_01 at 2009-07-08 12:49
多分今の東京ではこうした可燃性の構築物を通りに面して新規に設置するのは
消防法かなんかの違反になる鴨。
建て替えた時に板塀なんてのはダメだと云われた記憶。
Commented by daikatoti at 2009-07-08 17:18
★motototさん そちらのほうにはないものなのかしらね。
これは、美しくもあり、いろんな用途もありで、すぐれものですね。
こういうタイプの町家にこれが設えてあるのは珍しいかな。
Commented by daikatoti at 2009-07-08 17:26
★yocchiさん この家がとっても一般的な京町家の典型なんだけど、両隣がふさがっていて(ぴったりくっつけて建ててある)風通しは二方向だけというのが普通です。
この格子窓は、中にガラス戸がありますが、夏は開けておいても中は見えないようになっています。入り口の戸も昔はスースーでこのようにガラスは入っていなかったので、いつも風が通り抜けました。詰まって建ってますが、風通し第一に作られてるんですね。夏を基準に考えてあると思いますよ。夏過ごし安いを旨とする、というアレですね。
Commented by daikatoti at 2009-07-08 17:28
★つつじさん  これはなにかと便利なのかもしれませんよ。
このあたり道路から直、家が建ってますからね。
Commented by daikatoti at 2009-07-08 17:30
★mamaさん 流石、これ水はけ用の穴なんですね^^;
石が欠けてるのかなとおもっとりました。。石を置くことで、竹も傷みが遅いですよね。よく考えられてます。
Commented by daikatoti at 2009-07-08 17:33
★tripperさん なんと、板塀がダメとは。
そういえば、こういう町家を同じふうに建て替えるというのは、消防法にひっかかって建てられない、それが街並を守る上でのネックやと聞いたことがあります。
Commented by バルおばさん at 2009-07-08 19:12 x
写真なんかでよく見ますね。いかにも京都どす~て感じです(笑)。
でもこれを作り変えるって大変なんでしょうね、職人さんの仕事ですもん。伝統を維持するって物入りです。
Commented by 林檎 at 2009-07-09 02:14 x
見ただけで涼しげですね。たくさんの縦線が並んで、繊細な感じも受けます。やっぱり木の家は良いですね〜。でもすぐ燃えちゃうし、地震にはね〜
今、思い返すと、おばあちゃんのお家が犬矢来はなかったけど、こんな町家風建築でした。
Commented by daikatoti at 2009-07-09 07:36
★バルおばさん 職人さんまだいるのでしょうかね。京都だからある程度は残っているかな。
これは竹で出来ていますね。昔は竹屋さんというのがあって、お墓の花入れから、竹垣やら、物干竿だってそうでしたか、何やかや竹の需要があったのです。
伝統を引き継いで暮らすにはある程度の面倒くささ&物入りを引き受けなくてはなりませんのう。 行政のほうもそれを応援する体勢を作っていかないと、うすっぺらさは加速しますね。
Commented by daikatoti at 2009-07-09 07:43
★林檎さん  この作り出された縞模様がなんともきれいですね。
この家は典型的な作り方ですね。わたしが育った家もほとんどこれにそっくり。夏は涼しかったですよ。
火事はこういうところで起きてしまうと隣近所みな燃えてしまいますから、ものすごくみな用心して暮らしてるとおもいますよ。実際私が大人になるまでに生活圏でこういう家が火事になった、というの記憶にないのですが、今住んでるとこなんか、一軒一軒が離れているんですが、なんと火事が多いこと。見渡す範囲の中でもあそこでもここでも火事を出してるという有様です。
かえってこういう建て方のほうが皆真剣に火事を出さないよう気をつけるのでしょうね。
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by daikatoti | 2009-07-08 07:31 | 名所案内 | Comments(14)

毎日綴る絵日記帳    まるかバツか答えがふたつしかないって オカシイ


by toti