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旅_d0101846_782874.jpg

甘木さんの所で知った内田百閒の「第一阿房列車」を読んでいる。

十代の頃の趣味が、電車に乗って行き当たりばったりの旅をするということであった。
行き先を特に決めず、なんとなく適当に切符を買って、ただ電車に乗る。
電車に乗ることが目的のようなものだから、そのままホームから外に出ずに引き返してきたこともある。
かなり、理解しがたい行為かもしれないが、この本の旅はちょうどそのような旅なのである。

行ったことのない場所に独りで行くという緊張感が若い頃は好ましかったが、今、ちょい不安のほうが先に立つ。
が、思い切ってまたこういう旅をしてみてもいいなと思えてきた。
毎日3時間くらい鈍行列車に乗って移動する。さいきん駅前にはたいがいシティホテルのようなのがある。朝9時くらいに電車に乗って、3時間程車中で過ごし、着いたらばその辺でお茶でもして時間を過ごし、あと宿に入ってぐうたらする、というくらいなら体力的に保つかもしれない。

地図を見て夢想するのこと。
一日目は神戸辺りまで行く。次の日は尾道あたりがいいかな。次は関門海峡辺りにたどり着けるが、どうしたものか。九州にまで行けるだろうか。それとも日本海側に回って鳥取、石川県経由で一回りするか、っとか。
どうも傾向として西へは行きやすいが東はおっくうである。今までにあまり東には行ってないからである。
植物画の本_d0101846_6122959.jpg

植物の絵を描きたかったから、お手本になるような植物画の本を何冊か持っている。
この本も一目惚れして買った。
エリザベス・ブラックアダーという方の"IRISES AND OTHER FLOWERS"という本です。
スコットランドの方で、猫の絵が切手になってるみたい。
こういうものを落ち着いてじっくり描いていくというのがいいな。

この絵はパフィオフェデルムとかいう蘭だったっけ。
30年くらい前にあげた鉢植えが、数を増やしてまだ実家にある。たまに花も付けているようだ。

今日はすこぶるいい天気。電車に乗って出かけるには最高の日和。田んぼのあぜ道に彼岸花はまだ咲いているだろうか。
アルネ 大人のおしゃれ2 秋と冬_d0101846_6413786.jpg

「アルネ」は廃刊になったものだと思っておりましたが、新しい形で出ていました。
大橋歩さんの作られてる本です。こんどの「大人のおしゃれ」シリーズは大橋さんお得意のファッション分野です。
タイトルどおり、大人のおしゃれについての本で、薄い冊子ですが、全ページ、ドキドキ感にあふれています。
ただでさえドキドキするのですが、もっとドキドキすることに、じつは、このブログを見ていただいてる方が出てらっしゃるのです。

アルネ 大人のおしゃれ2 秋と冬_d0101846_64844100.jpg

初めてお逢いしたとき、あまりにおしゃれな方だったので、日記に描いておいたこの絵で、ここのブログでもご紹介したことがあるのですが、今度はアルネが目を付けたようです(笑
読書の残暑_d0101846_615561.jpg

もうまったく動く気の萎える残暑きびしい毎日です。
9月は近年湿気がまた大敵であったことを思い出してしまいました。

そんなことで、味をしめたアマゾンで本を注文し、日がな一日ソファ虫となった昨日でありました。
(そうそう、うれしいことに、あの風鈴がとうとうちぎれたのであります。そんなわけで、ソファにくつろぐお幸せが戻ってまいりましたん)

今回は、
ほどほどでない性格、度の過ぎた性格、偏った性格
ということをテーマに本を選んでみました。

「遠き落日」___これは、野口英世の真実ってかんじの本なんですが、ご存知でしたでしょうか、野口英世って、たいへんな金銭感覚の持ち主で、病的な浪費家だったってこと。
その他にも、たいへん偏った性格の持ち主で、これがたいへん面白い。今までの伝記物で語られてきたことを蹴っ飛ばすような痛快な話です。
たいへん人間くさく、伝記物に書かれている不自然な人物像より納得がいく。

「日の名残り」___これは映画で何回も何回もみたのですが、こんど原作を読んでみることにしました。これの主人公の、映画ではアンソニー・ホプキンスが演じた優秀な執事。
この人もたいへん偏った性格の持ち主のようなのですが、原作でそのへんのところが、書いてあるのかどうか楽しみです。

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パーソナリティ障害がわかる本_d0101846_6552495.jpg

こういった心系の本を時々読み漁る。
ある教育関係の方に教えていただいた、“気持を言葉に言い換えてあげるのが、大人の仕事”
うろ覚えでニュアンスが違うかもしれないが、
もやもやした気持を、こういう本が言葉でパシッと現してくれていると気持がすっきりする。

例えば人の善意や親切をどうして受け取ることが出来ないか、
それを受け取ると、相手につけこまれ支配されるという潜在的な恐れのようなものがあって、
受け取れないというのだ。
何事も即座に否定するというのも、防衛、自分を守ろうとする潜在的な気持であるらしい。

結局、人間、心の奥底に潜む不安とか恐怖というのが一番やっかいな問題であるようだ。

今日雨です。やっと降りました。
昨日は関西でしたが、やっぱり中部は駅に降り立った時の暑さがまったく違います。
暑かった〜
雨の後は涼しくなるようなことですが、あまり期待は出来ません。
食後のテーブル_d0101846_7353654.jpg

如月である。生誕月でもあるわけだが、訳あって一刻も早くこの厳寒の時期が過ぎ去ることを望んでいる。

珍しく雑誌を買った。雑誌は大好きだが買った雑誌は捨てられずどんどんたまって山をなすもので、ある時から買わなくなった。立ち読み、図書館、カフェとかで情報を収集。雑誌業界さんごめんなさい。

これは暮しの手帖だが最近古くて珍しい本の記事が載っている。
44号では内田百閒が文を書いて谷中安規の版画で限定二百部「王様の背中」という本が紹介されている。
ここの編集長の松浦弥太郎さんというのは面白い履歴の人のようだ。名前から推定してもっとお年寄りかと思ったが、若い人なのね。
前からこの雑誌は目を通していて、いっとき魅力がなくなったが、このごろ快進撃。
森茉莉全集_d0101846_8524364.jpg

今朝、窓の外はまた雪景色でありました。今もどんどん降り積もっております。

※  ※
図書館で森茉莉全集などあったので借りてきて読んでいます。雪の日に籠って読むにはちょうどよい。
昔、「枯れ葉の寝床」とか「恋人達の森」とかが私の本棚に飾ってあった。
60年代というのは、西洋かぶれの時代であった。(と言い切ってよいものか‥)
茶箪笥に白ペンキを塗って喜んでいた。今思うと浅はかなことでした。
そういう時代にこの「森茉莉」なるハイカラな字面だけでははっとひれ伏したくなる雰囲気であった。

ところでこの本で少し発見があった。
この全集のこの巻は雑誌に掲載されたエッセイなどが集めてあるのだが、昭和38年から43年の間、「ミセス」に掲載されている。
ということは、小・中学生ながらなぜか「ミセス」の愛読者であって、隅から隅まで活字を拾って読みふけっていた私は、この森茉莉さんの文章にもそのころから知らずに触れていたとになる。
はっきりとした記憶はないが、なんとなく「ミセス」という雑誌から感じた香りのようなものは、この森茉莉さんの文章と共通するものがある。

例えばこんな文章があった。
好きなスウェターの色ということで、このような表現。
胡椒色、ココア色、丹波栗の色、フランボワアズのアイスクリームの色‥‥というふうに。
色のことをこのように表現するなんて、きっとそのころの私も何か違う種類の文化に触れたと感じたに違いない。
詳細はみな忘れてしまっていても、なにか、栄養になっていることを感じる。
今読んでいる本〜「不潔の歴史」_d0101846_7403032.jpg

今読んでいる本、これ、なかなかおもしろいのだ。
いかに、ヨーロッパ人がばっちかったかという歴史が書かれている。
古代ローマのころは、お風呂大好きだったのが、キリスト教の時代になるとまったく風呂に入らなくなるのだと。 その後、ペストの流行などで、ますます、水を忌み嫌い、水に近づかなくなったそうだ。よくどこそこの宮殿には風呂もトイレもなかった、なんてことを聞くが、本当だったんだね。 
用足しも、ポットの中でして、夜に窓から投げ捨ててた、とか。
中世では王様も垢だらけだったらしく、匂いもそれはひどかったそうだ。
風呂が一般に普及し始めたのは、20世紀になってかららしいぞ。

人間というもの、案外、高邁な思想より、その清潔の程度の違いで、人を拒否したりするものだ。 いくら気の合う人でも、清潔のレベルが違うということは、これは生理的嫌悪で、どうしても許しがたかったりするものだ。

よく夢想するのだが、年をとって一人になったら、同じく一人になった友人何人かと共同生活、なんてことを考えたりすることもあるが、こういう場合、ぜったい、だれそれはお皿の洗い方が汚いだとか、風呂の使い方がなってないとか、ものの食べ方が気に食わんとか、そういうしょうもないことが大問題となって、大げんか、というのは目に見えているのだ。
 
幻のロシア絵本1920~30年代_d0101846_7495791.jpg

幻のロシア絵本1920~30というのを見ているのだが、この本は、どのページを開いても、きりきりするほどすごいのだ。
この短い期間にほんとにいい絵本がロシアでうまれたのだ。どれもすごい。
二、三年前展覧会もあったらしい。

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今見ている本〜松田正平 風の吹くとき_d0101846_7214777.jpg

この自画像がすきでねぇ、どうです、見ていて口元がほころんできません?
以前何かの美術番組でみたんです。それでずっと捜してたんです。
松田正平の83才のときのデッサンですね。この方写真で見てもこういう方で、いいお顔してらっしゃるんです。こういう顔を自画像に描くという人生が好き。

きのうたまたまテレビのニュースで、岡本太郎のむっちゃくちゃ大きい絵が渋谷駅構内に設置されるという話が出ていた。 眠気眼でみていて、しかとしたことはいえないが、えらい、殺気立った絵でっせ。あれが渋谷駅の雑踏の中に出てきて、毎日通勤通学の行き帰りにあれをみるのは、わたしとしては、いや、きわめて個人的意見でありますが、かなわんなぁ。 しかし、よくあんな大きい絵保管してたなぁ。

わたしのすきな正平じいさんは、みたこともない鬼を描くより、いつも見ている犬や馬を描くほうが難しいという意味のことも言っている。「犬馬難鬼魅易」
この犬の絵がまたいいんだなぁ。犬の性格までよくわかるではないか。
画家によっては、若い時のまだ世に出る前の絵が妙にいいという場合もあるのだが,この方は,年を重ねるごとに絵がよくなっていく。

今見ている本〜松田正平 風の吹くとき_d0101846_7403992.jpg